配管凍結止水工法(パイプフリージング工法)とは
配管凍結止水工法(Pipeline Freezing)とは、稼働中の配管の外周に特殊な凍結ジャケットを取り付け、液化窒素(-196℃)等の冷媒を用いて管内の流体から急速に熱を奪い、管内流体を直接凍結させて強固なアイスプラグ(凍結閉塞栓)を形成する制御的止水工法です。

パイプフリージングの施工手順と原理
従来の配管工事では、主管バルブを閉めて配管系統全体の流体をドレン(排水)する必要があり、ビル全体や工場全体の操業停止、さらには再充填やエア抜きに多大な時間と費用が発生していました。
凍結止水工法の標準的な作業フロー:
- 現場調査と配管状態の確認:配管径、材質、流体種別、内圧、流速(静止流体であること)の確認。
- 凍結ジャケットの装着:目的の遮断箇所に精密設計されたサーマルジャケットを取り付け、熱電対温度センサーを配備。
- 液化窒素(LN2)の連続供給:SIGVNの専用ローリー・LGCから液化窒素を自動制御注入し、局所冷却を開始。
- アイスプラグ形成と耐圧確認:管内流体が完全に凍結し、配管設計耐圧以上の遮断能力を確立したことを確認。
- 配管工事の施工:下流側の配管切断、バルブ交換、配管延長、バイパス設置等の工事を安全に実施。
- 自然解凍・通水:工事完了後、ジャケットを取り外し、配管を自然解凍して速やかに通常運転へ復帰。
配管凍結工法の主なメリット
- 全館断水・プラント停止の回避:目的区間のみをピンポイントで遮断するため、病院・ホテル・商業施設・クリーンルームの重要運用を継続できます。
- 流体ドレンおよび再充填コストの削減:数万リットルに及ぶ処理水、冷温水、化学溶液の廃棄や防錆剤等の再添加が不要になります。
- 工事期間とトータルコストの大幅短縮:エア抜き作業や水抜き時間を省略できるため、夜間数時間の短時間施工が可能です。
- 母材を傷めない非破壊工法:配管を切削・溶接・圧着するホットタップ工法と異なり、配管本体の肉厚や構造を損ないません。
- 作業安全性の向上:汚染流体や有害物質を含む配管ラインでも、有害ガスの漏出や作業員の曝露リスクを遮断・防止します。
対応配管サイズと適用材質
SIGVNでは、小口径の 1/2インチ(15A)から24インチ(600A)以上の大口径配管まで幅広い凍結ジャケット設備と液化窒素供給体制を完備しています。炭素鋼管(SGP/STPG)、ステンレス鋼管(SUS)、銅管、鋳鉄管、アルミ管、各種樹脂管など多彩な材質に対応いたします。
Sing Industrial Gas Vietnam Co., Ltd (SIGVN)
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